分注装置とは

臨床検査と分注装置
臨床検査は病気の有無、程度、原因を数値で示すもので、健康診断で行われる血液や尿検査、心電図や血圧測定も臨床検査です。
臨床検査は被験者の身体そのものをしらべる生理機能検査と被験者からとりだされた検体を調べる検体検査に分けられます。
分注装置が活躍するのは検体検査です。
検体検査
大量の検査、多くの検査を行うため、分注装置が用いられています。例えば、血液検査では、血液中に含まれるコレステロール、血糖、中性脂肪などの量を定量したり、免疫反応で生じた血液中の抗原や抗体の量を測定します。 この免疫化学検査は、有る抗体だけに反応する物質を加え、反応物質を酵素や発光反応を利用して量を計ります。
さらにウィルス検査では、DNA鑑定と同様に複製によって、ウィルスの遺伝子を検出しますが、分注装置が培養や複製に使用されます。
タイピング
遺伝子の違い(遺伝子多型)によって、糖尿病、がん、リウマチ、喘息などの「病気のかかりやすさ」が違うことがわかってきました。

SNP(1塩基多型=1つの塩基の違いによる多型)は人間では300万あることになり、比較的検出しやすいく、病気の 遺伝子を探す有効な手段となります。

しかし、統計手法上1つのSNPと特定するために1000人のサンプルの検査が必要で、解析の必要な遺伝子数は億のオーダーになります。 この研究でも分注機が不可欠です。